群馬県高崎市「きのえね」

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■先人への思いを込めた一冊のパンフレット

きのえね-18

「お店の暖簾を継いでから、丑松さんと話してみたかったなぁと思うようになったんです。当時、高島屋が今で言う100円ショップのような『十銭ストア』を高崎に出店したいという話がありました。地元衆は自分の売上に支障が出るとして反対が多数。でも、初代は違ったんです。『これからの時代は、そういったお店が来ることが町にも私達のためにもなる』って。私は初代が切り開いてきたものに共感し誇りを持っています」

時は経ち、高崎に高島屋が開店して40年。このエピソードが高崎の発展のきっかけになったのは言うまでもありません。

「こういった人がいたから今の高崎があると私は思うんです。今も丑松の墓参りはもちろん、奥さんのカツさんの『私が死んでも新潟に住む親類と付き合ってほしい」という遺言を守って、その縁が続いてるんです」

先人の足跡を大切にする恵子さんが見せてくれたのが一冊のパンフレット。

「これは丑松さんへの感謝を込めて作ったもので、私の中にある食堂に対する思いの一つの区切りなんです」

見開きに使われているのは初荷の写真。丑松と末一郎が共に写る一枚が店の歴史を語ります。

「100年を目処として私達で頑張ろうと決めているんです。ただ、その後はまだ決めていないですね」と語る恵子さん。ちなみに息子さんはなんと「高島屋で働いている」とのこと。

「今もお客さんにたくさん来ていただき、色々な会話ができること。それが楽しいんです」と、笑顔で話すとし江さん。

一つ屋根の下で美味しさを提供する親子の絆は、これからも変わりません。


創業年:大正13年(取材により確認)

住所:〒370-0052群馬県高崎市旭町37

電話番号:027-322-5806

営業時間:11:30~15:00(平日)/11:30〜16:00(土・日・祝)

定休日:水曜日

主なメニュー:高崎産舞茸天そば(900円)/高崎うめ〜豚うどん(850円)/カレーせいろそば・うどん(900円)/田舎せいろそば・うどん(850円)

Facebook:https://www.facebook.com/pages/そば処きのえね/126890314027039

※店舗データは2017年8月8日時点のもの、料金には消費税が含まれています。

〒370-0052 群馬県高崎市旭町37


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