埼玉県さいたま市「中華の永楽」

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中華の永楽-01

小さな交差点に悠然と立つその建物は、食堂と呼ぶにはあまりにも堂々とした佇まい。

中華の永楽-02

中華料理のサンプルが並ぶ中にオムライスが置かれたガラスケースからは、様々な種類の料理でお客さんを喜ばせてきたことが伝わってくる。

「イカフライ、ひとつー!」

中華の永楽-03

ホールから厨房に響く力強い声を合図に、名物のイカフライはフライヤーで揚げられ、熱々のうちに一口大にカットされる。

「おまちどうさまでーす」

中華の永楽-04

白い皿に並ぶイカフライの断面、きつね色に染まった衣と身の間に紫色の皮の層は見当たらない。一枚一枚に丁寧な下ごしらえが施されていることを教えてくれる。

歯と衣が当たるとサクサクと軽やかな食感と音を奏で、柔らかな身からイカの甘みがフワっと広がる。歯と歯の間に皮や筋が挟まることがない食べやすさもあって、古くからの常連にこの一皿は欠かせない。

「やっぱりイカフライだよね。席に座ったらメニューは見ないで『イカフライとラーメンね!』って感じに頼むんだよ」と、食堂の向かいにある和菓子屋のご主人は、今食べたばかりのような笑顔を浮かべて誇らしく語る。


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