愛知県名古屋市「玉屋」

LINEで送る
Pocket

■威風堂々としたかつ丼と艷やかなあんかけうどん、そして澄み切った中華そば

玉屋-12

分厚いカツ丼に蓋は無用。そう言わんばかりのボリュームは普通盛りとはいえ圧倒的。

すりきり一杯に近いごはんの量、果たして食べ切れるだろうか…と少しだけ不安になったのですが、食後感は「まだいける!」というものでした。

分厚いカツにしっかり染みた煮汁から広がる圧倒的な鰹の香り。一口頬張れば厚めの衣に染みた甘い煮汁がじゅわっと広がり、肉のエキスと一つになってごはんを招き入れます。

玉屋-13

やっぱり出汁がしっかり効いていることが大きく、極端に言えば香りだけでご飯が進む。脳を優しく刺激しながら食欲を高めてくれるので、茶色い煮汁色が染み込むごはんは着実に減っていきます。

玉屋-14

そんなかつ丼を頬張っているところに運ばれてきたあんかけうどん。赤たまり(醤油)が溶け込む艷やかな餡の色に目を奪われ、滑らかに舌を走るうどん越しに感じる出汁の旨味が心地いいんです。

玉屋-15

うっすらと見える具も盛りだくさん。しいたけを始め、名古屋かまぼこや花麩といった古き良き時代の名古屋の麺類に欠かせない具に歴史を感じます。

玉屋-16

タレに白たまりを使った中華そば、中細麺がしっかりと見える、いわば美白仕立て。啜ろうと箸を動かせば出汁の香りに目の前は包まれて、旨味を感じながら舌走りやのどごしの良さに箸が止まりません。

こちらも器に入った具材には名古屋かまぼこ、花麩、そしてハムの三点セット。「昭和25年ごろには中華そばは既に定番の一品で、昔からのままで出しているんです」とのこと。メンマや豚肉も彩る一杯が550円というのは嬉しすぎます!  誰もが完つゆ間違いなし。そんな安心できる中華そばの存在ってありがたいものですよね。


LINEで送る
Pocket