大分県大分市「和風グリル たかをや、」

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■一人ひとりの特等席で

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昔ながらの商店街と、再開発で誕生した大型駅ビルで賑わうJR大分駅周辺。

時代の象徴として生まれた賑わいが幾重にも重なるエリアのメインストリート、駅前から伸びる中央通り沿いに店を構えるのが『和風グリル たかをや、』です。

たかをや、-02
奥行きある店内に整然と並ぶテーブル席に、どこに座るか迷ってしまいますが 「常連さんには居心地のいい『自分の席』があるみたいで、必ずそこにご案内します」と、この日お話をお伺いした三代目の奥様、阿部貴美子さんは、うれしそうに話されます。

一人ひとりが自分の特等席でおいしい食事を楽しむ空間として、町に欠かせないこのお店。始まりは自分が憧れていた空間を現実にしようと願い続けた、一人の女性の思い。

「初代は映画を見るのが好きな女性だったのですが、当時、ハイカラな映画を見て洋食店を立ち上げたようなんです」

食べ歩くことで勉強しようと、電話局にお勤めだったご主人と共に盛んに足を運んでいたのが、当時の県内で最も拓けていた別府。

「別府は色々な文化が入ってきた場所だったので、当時は『別府にハイライ(ハヤシライス)を食べに行こう!』という感じでした」

その経験が結晶となって『高尾屋食堂』が創業したのは大正9年。「『高尾屋』がいいよ」という、ご主人の周りからのアドバイスからつけられた屋号は、大分の町の中に少しずつ溶け込んていきました。


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