青森県南津軽郡大鰐町「朝日屋 日景食堂」

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朝日屋 日景食堂-01

■「佐々木」の性と2つの屋号をめぐる物語

青森県の南西部、阿闍羅山が見守る南津軽郡大鰐町。

800年の歴史を持つ温泉地の一角にあるのが、阿弥陀如来が祀られ「津軽の大日様」として親しまれる大円寺。その2分ほどの場所で店を構えるのが「朝日屋 日景食堂」です。

お店の創業は明治30年。食堂の初代となる佐々木治助さんが、当時、仲のよかった住職に声をかけられ、甘酒といなりずしのお店を寺の前で開いたのが始まりです。

朝日屋 日景食堂-02
朝日屋 日景食堂-03

現在の大円寺と大正3年当時の写真を並べて見ると、当時の住職からもらった「朝日屋」の屋号が掲げられています。

ところが、現在の食堂の看板には朝日屋に並んで「日景食堂」の屋号が描かれています。

元々は畠山性だった治助さん。青森と秋田の県境で日景の性を持つ家に婿入りをしたものの、奥様が他界されたことをきっかけに馬喰としての生活を始め、出会ったのが佐々木性を持つ奥様でした。

その一方、治助さんは出身の大館の人から「佐々木」ではなく、「日景のオヤジ」と呼ばれており、それがいつしかアダ名となって、二つ目の屋号が生まれたのです。


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